飯 豊 山 山 行 報 告

メンバー: 薄葉 正雄  薄井 隆志  人見 昭雄  原  武司(報告者)

日時  : 平成23年7月21日〜7月23日

山行数日前より台風が接近していて荒れた天候が通いていた、山に行けるか心配で薄葉さんにTELして様子を見る事にしました。  山行前日になって台風のコースは太平洋側にずれ明日は台風一過の良い天気が予想され各メンバーに確認の電話を入れ決行することにしました。
メンバーの佐藤さんより電話が入り体調が良くない為不参加との連絡が入り各メンバーにメールにて連絡した。
当日は朝から雨が上がっていて台風一過の晴天が期待されました
集合場所の文化センターに4時50分頃に行くとすでに薄葉さんが来ており佐藤さんも見送りに来ていました。程なく全員が集合し5時前に出ました。 高速無料の被害証明があるので高速で行くことにし会津若松ICで下りた。無料でインターが込んでいると聞いていたが一台もなくすぐに出る事が出来意外でした。高速を使用したおかげで7時10分頃に川入奥の御沢キャンプ場に着きました。多くの車が来ていると思っていましたが意外に少なく10台程度でした。
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御沢キャンプ場出発前                        笹平にて

準備を整え7時半頃出発した荷物が重く(15Kg位? )長い行程歩き通せるか不安でしかたがなかった。長坂は思ったより急でなく森林帯なので展望もなく 又段差の大きい所が多く足が上がらないかった。途中水場の表示がありましたが水場までの距離などの表示が無く水の必要も無かったのでパスした。各標識毎に小休止をしながら横峰小屋跡にほぼ時間通り着いた、横峰から先は登りも緩やかになり歩き易くなった。程なく地蔵山への分岐となり地蔵山の道は荒れていてあまり人が通らないようでした、左の地蔵山をトラバースする道を行きました。 途中峰秀水と言う水場で簡単な食事&休息をとり水を補給した。
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峰秀水の水場                               三国岳よりの飯豊本山

水場は崖が崩れたちょっとした洞窟の奥に木で大きな枡状の物作られていた 水量はまあまあでした。冷たくうまかった。地蔵山から道を合わせまもなく剣ヶ峰岩稜を皆で声を掛けながら慎重の通過した ひと登りで三国岳に到着。三国小屋の管理人さんと休憩中話をした、 今日は人があまり入ってなく10名程度のひとが通っていったとのこと。又今日は珍しいくらい非常に良い天気で 昨日の夜は少し寒かったと色々情報をいただきました。三国岳からはこれから行く飯豊山から大日岳の稜線が一望できた 壮大な風景に見とれた 又これから先の大変さを感じた。山陵と山の緑と雪渓 空の青と雲が作る壮大な風景は那須では見れない初めての物ですばらしかった。今日の泊まりの切合小屋を目指して出発 稜線上をみるとアップダウンもかなり有り登山道が見え隠れしていた。三国岳下りピークをひとつ越えたあたりから高山植物が見え始めた 私はあまり詳しくないが登山道周辺に次々と切れることなく通ずいていた。薄葉さんは時々植物図鑑を出して花の名前など調べていたまめなのに感心した。午後3時頃やっとの思いで切合小屋に到着た 早速小屋に入り手続きを済ませ ビールを購入し今日一日の無事を祝し乾杯した(ビールは800円 ぬるかった あとで雪渓で冷やせばよかったと思った)
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大日岳を望む                               切合小屋


小屋には先客が1名のみですいていた(あとで20名程のツアーが来た)薄葉さんはテント 我々3名は小屋泊まりでそれぞれ準備をして5時頃から小屋の前の所で食事を始めた。7時頃まで(疲れと酒とであまり覚えていなかった)飲んだり食べたりした いつの間にかツアーガイドと先客が加わりにぎやかでたのしい食事だった 二階にツアー客が入ったが静かで気にならなかった 一階は4名のみ。
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翌朝4時に起床し前日の小屋の前で朝食をとり5時過ぎ小屋を出た。草履塚の標識をすぎ姥権現(地蔵さんが祭られ赤い前掛けがかけられていた)いよいよ難所御秘所を前に休憩を取る。慎重にゆっくり通過した このあたりからヒナウスユキソウが一面に咲いていた ひとがんばりで8時ごろ本山小屋に到着。小屋の管理人と話をしているとき 小屋の中でお湯の沸く音がしコヒーをご馳走していただいた うまかった。飯豊山の緩やかなスロープ登り念願の飯豊山に登れた。大日岳の方を見るとなだらかな山陵が見え気持ちのよさそうな尾根道がみえ隠れしながら続いていた 雪渓がたくさん見え たおやかな風景でした。駒形山から御西小屋の先まで登山道の両側はニッコウキスゲの群落の連続で雪渓をバックに綺麗でした。写真を撮りながら歩いたので11時頃御西小屋に着きました 小屋手前の5分ほど降りたところの水場で補給して小屋の脇で食事&休息を取り 荷物をそこにデポして大日岳に空身でいくことにし雨の心配も無いので水と少々の行動食をのみ持っていく 空身なのでガイドブックで2時間かかるところ1時間で行くことが出来ました。山頂に着く頃にはガスが出てきて展望が見れなかった 下った時にはもう晴れていた残念でした。登りが1時間であったので 下りは早くつくと思ったが小屋に着いた時には結局1時間かかっていた 登りも下りも同じであった。一休みして出発した(予定では御西小屋泊まりでしたが時間も有り明日のことを考え本山小屋泊まりに変更 コヒーが効いた??)3時に小屋にはいる予定でしたがペースが落ち4時になってしまった。小屋にはすでに多数の人がはいっておりましたが 一人畳一畳程は確保できるぐらいの込みようでした。前日同様小屋の脇の高台で食事を始めました。小屋の消灯8時厳守 起床4時以降なので7時半頃管理人がもうそろそろといってきたのでねることにした。 食事ではスパゲティがうまかった 明日はいいでの湯で一泊することにした
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小屋は4時以前の起床を厳禁になっていたので誰も4時前に行動する人はいなかった 静かに寝ることが出来た良いことだ。出発の準備をしていたら下から日の出だよと声がしたので行くとみごとなご来光であった。5時過ぎ小屋を出発し薄葉さんのテント場にいった。荷物のみで待っていると水汲みから帰ってきた。今日は土曜日なので上がってくる人が多少多かった それでも例年より少ないそうです。食料が減ったにもかかわらず荷物は変わらず重く足取りも重かった。 切合小屋でトイレ休憩し管理人と雑談し ソバのうまい所、酒屋などの情報をうかがった 今夜の反省会が楽しみにただひたすら歩いた。三国岳ではかなりの人が休憩していた。 剣ヶ峰を注意しながら下り 一気に水場まで下山した 。水場では昼食をとりちょと長い休息を取り長い下りに備えた。 笹平、上十五里、中十五里、下十五里と休憩しながら降りた。私は下十五里の休息後足が動かなくなり大幅なペースダウンしてしまった 皆に迷惑を掛けてしまった すいませんでした。予定より1時間遅れて御沢キャンプ場にようやく着きました ようやく無事に山行を終えることが出来ました。
最初は本当にいけるのか心配でしたが皆さんの励ましと助けにより何とか無事?に終えることが出来ありがとう御座いました。いいでの湯で三日ぶりに風呂にはいり気持ちよかった さっぱりして おしえてもらったソバ屋に行きソバを食べた。帰りにおしえてもらった酒屋に行き今夜の宴会の酒を仕入れていいでの湯に帰った。食事の前に部屋で一本あけてしまった  翌日に食事後 一般道で無事かえって来ました。