2010年3月13日 那須三本槍岳冬期登山

参加者 スキー 安治、藤井夫妻、薄井、菊池夫妻、斉藤久、
スノーシュー 佐藤、斎藤賢、原  計10名

以前より計画していた冬期三本槍登山を行った。冬季に一番登り易いルートであるマウントジーンズのリフトを使って登った。
7時に集合、遅れることなく集合し、3台の車に乗り合わせてマウントジーンズスキー場に出発。
途中の道に雪はなく、30分で順調に到着。まだスキー場オープン前なので、駐車場の車の入りは3割程度。用意をしているうちにちょうど8時、ゴンドラ運行開始時間だ。
登山届けを提出。切符を買ってゴンドラで登る。

雲が出ているが那須の山はよくみえる。前山の壁が見える。あそこを登るのか。。。。
今日は天気予報的には良くないが、今のところ風はなく、期待が高まる
さっそく、スキーとスノーシューをはき出発。

ここ数日の暖かい日のおかげで、雪面は堅くあまり沈まない。さらにマウントジーンズのツアーらしいスノーシューの跡が付いているので途中まではラッセルの必要がなく楽に歩ける。
木が低くなり、見通しがよくなるあたりで、ラッセルの跡が消え、足跡一つない道を進む。風がない分暑い。
中の大倉は結構距離が長く、夏に歩くのも大変なのだが、眺めがいい分、つかれないで歩ける。
雪に覆われた、那須連山も格別である。しかし、前方に見える前山の斜面は、結構切り立っており、しかも少し黒く、アイスバーンのようだ。やれやれ、登るのに苦労するぞ。降りるのもね。

すっかり低い木ばかりになり、前山の斜面に到着。斜に登りながら、高度を稼ぐ。
黒くアイスバーンのようにみえた場所は、そのとおり、滑りやすいアイスバーンだった。エッジが効かないほどではないが、シールは滑ってしまうので、慎重に進む。スノーシューも大変そうだが全員登りきった。

遅れて、スキーも全員が登り切る。汗びっしょりになるが、ここからは風が吹き始めるので、寒くならないうちに上着をきこむ。

バーンを登り切ると、赤面分岐までは、強風のため雪が少ない。足場を確かめながらすすむ。
分岐より先はいよいよ雪がないので、スキーを脱いでのぼる。靴がスキー靴なので、歩きにくい。

おもったより長い距離を歩き、無事すだれに登り切る。スキーを履きなおして、三本槍方面へ。
ここからは少し下っているが、雪が少ないので、滑るのではなく歩いていく。つらいよーー

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写真 1.スキー場の登り。2.中の大倉途中にて 3.こんな感じののぼりです。4.スキーを担いでえっちらおっちら

熊見曽根分岐の標識を見ながら進む。もう三本槍はすぐそこにみえる。
清水平は雪原になっているとおもいきや、風が強くて、雪はあまりない。低い木が出ているので、結局夏道を選びながら歩いて降りている。くぅー滑りたいのに

三本槍岳のふもとに到着。ここも黒いアイスバーンが見えて登りには大変そうだ。
ここで、安治さんより、”ここで帰ろう”
登って登れないこともないが、壁を降りるのにシールをつけたりはがしたりするのが面倒なので、一同賛成。
少し早いが風もないので、ここで昼食とする。そうと決めたとたん、山頂にガスがかかり始める。登っても展望ないことが確定。
昼食を食べている間に、われわれの場所ももあっという間にガスに包まれた。ここは風がなくても寒い。手があっという間に冷えてしまった。

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写真1枚目 清水平とむこうに那須朝日 2枚目三本槍手前 アイスバーンが見える 3枚目滑降中

昼食を早々にとり降り始める

スキーのトレースは(堅雪なので)ほとんど見えず帰り道の当てにならない
磁石と地図で方向を定めて出発。景色が見えなくなるとやっぱりちょっと不安だが、夏路が見え隠れするので、方向が間違いないことがわかる。
すだれに到着。見覚えのある大石が目印。さきほどと同じ様に板を脱いで赤面分岐まで降りる。
滑れそうなバーンが横にあるのだが、雪崩が起きそうなので、もう少しあるく。

ようやく、前山のバーントップに到着。視界も開けてきた。シールを外して、滑降開始。アイスバーンだけど。。
おっかないひとは階段とこうで降りる。
見た目は軟らかそうな雪だが、滑ると固い。吹き溜まりに見えるところが固い雪なので、そこに入るとバランスが崩れる。まあ、格好つけずに滑ればいいんだけど。。
登りは大変でもくだりは早い。徐々に斜度は緩み始める。スノーシューを待ちながら、樹林帯をぬけ、ゲレンデ到着

スノーシューはそのままゴンドラで降りる。スキーはゲレンデを降りることにした。
ゲレンデの雪は重かった。

無事スキーセンターハウスに全員到着。かなり疲れた。

そのまま、帰路につき解散。ご苦労様でした。