山行報告

   登って来ました、紀伊半島にある大峰山と大台ケ原山を!

            09/07/22〜24  2名

西郷山岳会 和田 豊彦

膝が本調子でなく、整形外科に注射をうってもらっての山行でした。

7/22(水)は、一番の新幹線で新白河〜京都〜奈良へ。そこからレンタカーで約90km移動して奈良県と三重県・和歌山県の県境のR169「吉野路・上北山道の駅」近くの民宿へ泊まった。

7/23(木)は、宿を5時に出発。R309の林道をグイグイ高度を上げ、行者還トンネルの出た所に車を停め、朝食後約1.5hの直登にヒィーヒィー言いながら「大峯奥駈道」という行者が往来する尾根道の出合いまで汗を流した。そこから弥山小屋まで約2h、尾根道のジグザグと階段を強いられこれまた汗を搾られた。この道は世界遺産に登録された「熊野古道」へと続く道だが、どこの百名山も容易に登らせてくれない。

小屋近くの「国見八方睨み」という岩の上で涼をとり、いよいよ大峰山最高峰の『八経ヶ岳(1,915m)』(約1hのピストン)を目指した。途中高山植物の歓迎を受け、鹿害から守るネットで囲まれた山中に入り、ラッキーにも「オオヤマレンゲ」の群生(つぼみ〜満開〜枯れ花の3様)を観ながら山頂に立った。前日までの大雨が嘘のように晴れ上がり、「近畿の屋根」と言われる「大峰山脈」の眺望を楽しんだ。

下山は来た道を帰るわけだが、ルンルンでコースタイムより1h早くトンネルへ到着、車でR309の林道を戻り、R169に出て直ぐに「大台ケ原ドライブウェイ」に入り、グングン高度を稼ぎながら今日の宿「大台荘」に1時間早い16時に到着、入浴後生ビールで乾杯し、上天気に感謝、ガラガラの山荘の床に就いた。

7/24(金)は、5時に出発、「苔探勝コース」で足慣らしをしながら大台ヶ原東大台周遊コースに入った。約1hで百名山の大台ケ原山と称される『日出ヶ岳(1,695m)』の最高点に立った。

山頂には立派な展望台があって、熊野灘越しに南アルプスの山々や富士山が遠望できたのにはビックリした。

振り返れば昨日登った大峰山系の山々「近畿の尾根」の「霊山」が霞みの上に墨絵のように浮かんで曼荼羅の絵を観ている様で、幻想的だった。この山頂で朝食を取り、鹿害で枯れ木・倒木となった正木峠・正木ヶ原等々の周遊コースを巡り、ばったりニホンジカの群れとも出会えて出発点のビジターセンターへ戻り、館内を見せていただき10時に帰路についた。

JR奈良駅でレンタカーを返し、京都より新幹線を乗り継いで20時に帰宅、無事に百名山2座をクリヤーできた。

残りは九州の3座と鳥取の大山、戸隠の高妻山の5座となった。体力のあるうちに何とかクリヤーしたいと思っている。

以上

 

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