9月22日 那須(白笹)−甲子縦走 原、斎藤、

出発 沼原駐車場 5:20 − 白笹山 7:00 - 南月山 7:30 - 峰の茶屋  8:40 - 那須朝日肩 9:20 - 三本槍 10:30 - 大峠分岐(昼食) 10:45 - 須立 12:00 - 坊主沼非難小屋 13:00 - 甲子山頂 14:30 - 甲子大橋 15:40


今年中に実行したいと思っていた那須甲子 端から端まで大縦走 だが、もうすでに9月後半、これからは日が短くなるので、そろそろ行かなければと焦り始めていた。
車の手配が大変なので二の足を踏んでいたが、原さんを誘ったところ、快くOKをもらった。

2時起床。天気を調べると、会津は午後から雨、西郷は風強い。山の上で強風&雨になっても大丈夫なように装備を用意。かさばるなあ
4時集合、セブンイレブンで食事を買っていたら原さんにあってしまった。さっそく、甲子大橋へ、
大橋では自分の車にに乗りかえ、沼原へ向かう。
おもいのほか時間がかかり(約一時間)、沼原に到着、まだ5時で薄明るくなったところ、キャンパーなど数台の車が止まっていた
準備体操をして5:20にスタート。だいぶ明るくなってきた。頂上はガスがかかっている
まずは白笹に登る。二人とも白笹から下ったことは何回もあるが、白笹に登るのは初めて。
順調に高度を稼ぎ雲海の上に出る。下を見ると沼原は空っぽ。揚水発電の池なので空になることはあり得るのだろうが二人とも初めての風景。
何本かの九十九折を抜けるとやっと白笹山山頂へ到着。標準タイムよりだいぶ早く着いた。
あいかわらずここの頂上はさみしい。
NKZYUSOU1000.JPG - 108,907BYTES NKZYUSOU1001.JPG - 128,314BYTES
写真1枚目 雲海 2枚目空の沼原

ここで、写真を撮って南月山方面へ。
おおきくくだったあとはだらだらの登りが続く。いつものコースではここは下りに使っているので感じなかったが、結構長い。
対面の山は紅葉が始まっており、赤が目立つ。
南月山へ到着。まだ誰もいない。
時間が早いのか??ロープウエーの放送が聞こえる。きっとこれから込み始めるのだろう。朝食用のおにぎりを一つ食べる。
きょうの行程は長いので、とにかく休憩時間を少なく、寄り道をしないようにしないと明るいうちに到着できない。ご飯もそこそこに出発。
まだ雲は残っているがガスはすっかり無くなっていた。紅葉が非常にきれい。茶臼の下の登山道も赤く染まっている。
何人かの登山者とすれ違う。まだ早いのに下山方向に進む我々をみて”どこから?””白笹から甲子縦走です””ああ、いいですねぇ”と軽くいなされてしまった。もっと驚くかと思ったのに残念。
那須で紅葉が一番きれいといわれている(らしい)姥が平は確かに一面の紅葉が非常にきれい。週末はきっと込むだろう。
晴れて日が差せば景色は映えるのだが、それじゃ暑いので、そのまま曇ってくれるよう祈る。
このあたりでロープウエーから来る人、峰の茶屋方面から来る人も増えてきた。
無事に牛が首、峰の茶屋を通過。那須朝日へ向かう。
”折角の縦走だから茶臼に登らないと”という考えもすっと浮かんだが、やめた。寄り道はできない。
ここは一昨日通ったばかりの道。一昨日は強風で怖かったが、今日は適度な風が心地よい。
エゾリンドウを写真におさめながら、がればを進む。登山道を見ると峠の茶屋から、続々と人が入ってきている。さすが連休である。
朝日岳肩に到着。朝日に登るのもやめにして、休憩もそこそこにスタート。
くまみそを通過、清水平で後ろを振り返ると、朝日は全体が赤く変わっており、紅葉は今が旬。
清水平のくだりを下って、中の大倉分岐へ到着。ぐるっと紅葉が非常にきれい。写真で表現するのが難しいのが残念。
このさきの三本槍への登山道は最近整備されたと聞いていたので、どんなになったのか期待しながら進む。
いままでは泥道だったのが、大きな石がしいてあり、丸太で止めてある。
いつまでもつのかはわからないが、確かに水はけは良さそうで、歩きやすい。それにしてもこれだけの石をヘリで運んだとしたら、いったい何往復??ぞっとしてしまった。
NKZYUSOU1003.JPG - 136,411BYTES NKZYUSOU1005.JPG - 113,741BYTES NKZYUSOU1007.JPG - 85,566BYTES 
写真一枚目 姥が平 2枚目清水平 3枚目 三本槍から南月山を見る。ずいぶん遠くまで来たもんだ

三本槍への登山道は遠くから見ても何人も登っていた。案の定、頂上はすでに何人もの人がおもいおもいにくつろいでいた。
いままでの工程を振り帰る、すごい遠くに南月山が見える。イヤーずいぶん遠くまで来たもんだと実感する。しかしまだ中間点。まだ足は大丈夫。しっかりしなくては。
ここからの大峠方面の紅葉も素晴らしかった。晴れてきたので、先ほどの姥が平よりもきれいに見える。
頂上は人が多いので、その先の大峠分岐まで進んで昼食とする。
何名か、大峠から昇ってくる方もおられた。分岐で一服後、このさきの時間も見えてきて少し余裕が出てきたので大峠のケルンまで寄り道。
しかし、そこからは本日一番の難所の須立のがればの急斜面が見えたので、気を引き締めて進む
このさき、これから登山道の整備に使われる資材がたくさんおいたあった。来年は歩きやすくなるだろう。
分岐から先に進む
だんだん道が悪くなる。まず一つ目のがれば。ロープを頼りに慎重におりる。30m程か?
おりたあとはさらに道が悪くなり、ほとんど藪こぎ状態。いっきにペースが落ちる。
須立のピークに到着。少し休んで体力回復。けど、下が見えないほどの急斜面。さらに高さは先ほどのがればの何倍だろう。
とまっていてもゴールには着かないので、さあ、出発。とりついてみると、ロープを使えば、何とか危なくないレベルで降りられる。ただ、大人数では難しいかも。
藪こぎと、がればの下りで大幅にペースダウン。日も出て暑くなってきた。
NKZYUSOU1008.JPG - 139,072BYTES NKZYUSOU1010.JPG - 118,821BYTES NKZYUSOU1011.JPG - 105,643BYTES NKZYUSOU1012.JPG - 83,056BYTES NKZYUSOU1014.JPG - 110,404BYTES NKZYUSOU1015.JPG - 137,933BYTES
写真1枚目 登山道から大峠のケルン 2枚目大峠分岐から三本槍 3枚目那須朝日 4枚目須立と甲子旭 5枚目 須立がれば 6枚目 須立近辺はこんな感じの登山道


次の目標の坊主沼小屋までは、延々と藪こぎが続く。時間的な余裕があるのであせらないが、これで焦っていたらあぶなそうな滑りやすい道や急斜面を進む。
倒れた笹が滑りやすい斜面を抜けると、坊主沼小屋分岐だ。分岐には立派な看板がかかっていた。
坊主沼小屋に到着。
登山道整備中の業者の方の宿泊場になっているので、プロパンとかいろんなものが持ち込んであった。作業ありがとうございます。
原さん、足の湿布を交換。
わたしは靴を脱いでマッサージ。
ここからさきはよくとおる道なので、安心。後ろを振り返ると山にガスがかかり始めている。会津の雨雲か?
しばらく雨が降っていなかったので、ぬかるみもそれほどでもなく進める。水場で水を汲み、甲子頂上近くで、ハンマーを担いだ業者の方にあった。
ごくろうさまです。ありがとう。
甲子の登山道も整備されるようで丸太が打ちつけてあった。
甲子峠分岐を越え、猿の鼻へ。
もうついたも同然と思うと自然と足が遅くなってしまうが、原さんの足取りは変わらない。
つづら折の途中からは歩くのも嫌になってきたが、何とか無事に橋に到着。3:40。明るいうちについてよかった。これなら朝日や茶臼にも登れたかも?
いくまえは、夜になたらどうしようかとか考えたのが嘘のようで、順調に到着することができた。天気が良かったのと、原さんのハイペースにくっつけていけたのが勝因か?
なんにしろ、良い景色を見れた上に無事に帰れたことが良かった。来年以降は今回ペースを上げられなかった区間 三本槍ー坊主沼小屋 の登山道がよくなるので次は全部山頂を踏む縦走ができるかも??