帝釈山・平ヶ岳登山記

期  日:2009年7月18日(6時発)〜19日(18時半着)

場  所:帝釈山(桧枝岐村から林道経由)

平ヶ岳往復(銀山平:伝之助小屋泊、林道利用)

メンバー:薄井、他6名(会社関係)

コースタイム 718日 930分帝釈山駐車場発・・・1020分山頂着/小休止・・・11時半帝釈山駐車場着  

       719日 4時伝之助小屋発・・・515分林道駐車場着・・・530分登山開始・・・8時玉子石着・・・9時平ヶ岳山頂着・・・姫の池/昼食/下山・・1220分林道駐車場着

トピア駐車場6時集合で、2台に分乗して意気揚々と出発した。甲子トンネル(国道289号)を抜け国道121号を田島に向かうが、同国道は「山崩れ」のため途中迂回路を経て田島に着いた。

田島のコンビニでお茶を買い込んで一息入れた後、桧枝岐村を目指して快適なドライブとなったが、駒止トンネルを抜けると雨がぱらついて来た。今日の雨は予想していて「雨が強く降れば帝釈山登山は中止して温泉にでも・・・」と決めていた。桧枝岐村に入るとさらに強い雨になり憂鬱な気分のまま、とにかく帝釈山の登山口まで行ってみることにした。

 桧枝岐村の「燧の湯」の前を通ってから林道に入り、標高1800m付近にある駐車場に向かった。するとだんだん雨が小降りになって、駐車場に着いた時には雨が上がっていた。駐車場には数台の車がすでに停車していたが、その停車した車から何人もの人達が出てきて登山の準備を始めていた。

 「ラッキー、登山が出来るぜ・・」と我々も早速登山準備にかかった。すると・・又、小雨がぱらついてきたが、カッパを着込んで登山を決行することになった。

9時半、小雨模様の中、「すでに盛期を過ぎた、おさば草の白い花」や「ゴゼンタチバナ・イワカガミ」を見ながら一気に山頂を目指した。結果は標準コースタイムどおり1時間弱で山頂に着いた。ガスって何も見えない山頂で祝杯をあげ、早々に下山したが、明日の平ヶ岳登山のための「慣らし登山」として最適の山であった。

 

 下山後、国道352号線を銀山平に向けて出発した。銀山湖のワンドに沿って雨模様の狭く曲がりくねった国道にうんざりしながら銀山平の伝之助小屋に14時前に着いた。ここで温泉にゆっくり入って着替えたら気分爽快になった。しかも雨もあがって空が明るくなってきたので、明日の登山に希望の光が射してきた。17時半の夕食時に小屋の主人からアドバイス・スケジュールを聞き、19時前には熟睡していた。

 翌日3時起床、バスで4時に小屋を出発し、林道終点(標高1230m)に515分に着いた。小雨がぱらついているが、準備体操を行い5時半に登山開始である。

このコースは、登山時間は短いが、最初からいきなり800mの直登になる。朝飯抜きのままでは、パワー不足になるので、途中でバナナや菓子を口に入れる。天気が不安定で小雨が時々降ってくるため、カッパを着たり脱いだり面倒だが雨天時の登山では止むを得ない。

汗がしたたり落ちるが、順調に高度を稼ぎ予定通り8時に森林地帯を抜けて草原に出た。

草原に出ると木道が敷かれて歩きやすくなり、天気も回復して「まさに天上の楽園となって景色が一変し、奇岩の玉子石やお花畑の花々を楽しんだ」が、残念なことにチングルマの花はすでに終わっていた。

しかし、我々7人は、「ワタスゲ、リンドウ、イワイチョウ、石楠花、赤ドウダン、白山コザクラ、ショウジョウバカマ、コバイケイソウ・・」と夏の高山植物の花々を愛で、気流の激しく流れる中から時々姿を見せる越後三山・巻機山・荒沢岳の山容を確認し至福の時をすごすことができた。

12時半から13時までに林道終点の駐車場まで戻らなければならず(バスが待っているため)、昼食をとった姫池を10時過ぎに出発し、たおやかな草原の花々に心を残しながら平ヶ岳に別れを告げて帰路についた。

 

 

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写真1枚目 他、玉子石 背景の山は巻機山  2枚目 平が岳 3枚目 青空と雪渓と高山植物の天上の楽園