２００９年８月３０日
天狗滝・赤滝・霧降滝山行報告       
         
７月末に赤滝までの沢登りを予定していたが雨による増水の為延期となる。        
再度、計画を立て直し、今回の沢登りが実現した。        
         
日程：２００９年８月２９日（土）       
山域／山名：天狗滝・赤滝・霧降滝       
参加者： 
矢吹山岳会 中野　豪、高桑伸夫       
西郷山岳会 真船真、藤井宗次、斉藤賢、薄葉正雄、薄井隆志、安冶章一、藤田和孝、藤田民子、深谷豊子、菊地正良、菊地美智子　（計１３名）       
コースタイム：         
8月29日 西郷文化センター出発（６：１０）⇒甲子トンネル手前橋の下（６：５０）⇒⇒雄滝分岐⇒⇒天狗滝（９：４０〜１０：００） ⇒霧降滝・赤滝手前（昼食）（１０：３０〜１２：００）⇒雄滝分岐⇒甲子トンネル手前橋の下（１４：４０）        
         
活動内容：
朝、６時に文化センター集合。矢吹山岳会２名の方と合流する。        
６時１０分、車５台で申子トンネルを目指す。途中の川谷駐在所に登山カード提出。        
甲子に近づくに連れ、雲が厚くなった。会津地方は一時雨の予報が出ていたが天気よどうかもってくれという思いだった。        
身支度を整え、ストレッチを行い、６時５０分出発。
６名は中間地点の雄滝までは行った事があるが、今回の赤滝は始めてである。        
最初の３０分は山道歩き。その後、沢へ下りてしばらくすると土砂崩れした場所があった。        
７月には崩れてはなく８月１６日に一人で釣りに入った時、始めて目にした。        
他の方も今回、目の当たりにしてその凄さに驚いていた。        
相当大きな木まで川の方へ流されていた。        
登山道は無くなり、土砂に埋もれていて沢靴が潜ってしまう。慎重に通り抜ける。        
川の水の量は少ないので安心する。        
慣れた沢を雌滝まで行き、鎖場を直登すると雄滝との分岐である。      

 
写真1枚目　　沢沿いを歩く　2枚目　雄滝からの鎖場

そこまででやっと半分。その先も尾根への急登が続き、一番の難所ルンゼが現れた。      
ロープが張ってあるのでそれにつかまり一人一人渡る。      
細かい石がコロコロと下に転がっていく。      
１３人が渡り終えるまで少し時間がかかった。      
一番高い尾根地点で休憩。あとは一気に沢まで下る。      
女性３名がいる事も考慮し、２ヶ所へ３０ｍと２０ｍのザイル２本を張る。      
慎重に３０分程下ると再び沢へ到着。      
10分程で最初の天狗滝が現れた。      

写真1枚目　天狗滝にて　2−4枚目天狗滝から赤滝へ向かう

水量は少なかったものの、黒い岩肌を流れる滝は見事であった。      
次に目指したのは赤滝。３０分程、沢を登って行くと今度は赤い岩を流れる滝が現れた。      
あまり、見ない岩の色である。魅力的な滝である。      
そこから１０分で最後の霧降の滝。まさにその名の通り、霧になって落ちてくる。      
近づくと、水しぶきがミストサウナのように落ちてきて一番寒さを感じる滝であった。      
本当にそれぞれの個性的な魅力をもった３つの滝である。      
赤滝まで戻り手前の少し広くなっている所で昼食にする。      
薄葉さんの持ってきた岩魚（３匹）をその場で焼き皆で少しずつ頬張った。        
その他、各自持ち寄った食べ物やお酒で大いに盛り上がった。
１２時に赤滝を後にする。来る時に張ったザイルを使い慎重に尾根まで出る。ルンゼは先輩の指導でプルージックを使い下る。安全確保する事が出来安心である。        
全員無事渡る事が出来、雌滝まで下りた所で休憩。        
そこから約１時間で駐車場まで戻り大黒屋さんでお風呂に入り汗を流した。        

　　　　　　
写真1枚目　赤滝　2枚目赤滝手前にて　3枚目赤滝にて　4-7枚目　昼食風景　
         
感想： 
前回雨で中止になったので、天気が持ってくれた事が良かった。  
先輩方に指導を受け、安全第一に行動する様心掛けた。
何事もなく予定通り、行動出来、また始めての方にも来て良かったと喜んでもらえたので良かった。
沢登りは危険も隣合わせなので、基本（安全とチームワーク）の大切さを知り、大変勉強になった。

記：菊地正良