4月5日
釜房、大白森
参加者 藤井さん夫婦、安治さん、菊地さん夫妻、斎藤久 計6名、菊地さんは急遽参加となった。

先日の例会で急遽決まった大白森登山、今年,釜房までは3回行ったが、大白森は初トライ。
昨年は羽鳥湖スキー場の最終日に行って無事上れたので、今年も2匹目のどじょうを目指してスキー場最終日に登ることにした。
7:00 駐車場に集合。車2台に分乗しスタート。羽鳥湖スキー場は今日が最終日。2日前に雪が降ったそうで、スキー場は雪がいっぱい。けど人はいない。今日は一日券でも1500円なのに。。
思ったよりも早く着いたので、リフトが動くまで30分ほど休憩。
8:30 リフトが動き出す。荷物を持って出発。
4人リフトを一人づつ贅沢に使って乗車。リフトを降りたところで、シールを張り山の中へ。
このあたりは(まだ朝なので)雪が硬く、ほとんど埋まることなく歩くことができる。程なくしてアンテナ道路に合流。そのまま進む。今日は風が強いという予報だったが、そのとおり風が強い。しかし、冬の風に比べると、暖かくてかえって気持ちいいいくらい。ちょっと前までは顔が痛かったのに一月変わるとこうも変わるのか。
無事アンテナ到着。今日は雲で山は顔を出していません。道路の終点、釜房山頂を越える。
10:00 パラダイスに到着。2月の雪胴残ってるかな?残念、入り口らしいところが汚れていただけで、もうわからなかった。セッピの上部が落ち込んでいたので、穴はもう埋まってしまったかもしれない?ここまでの所要時間は1時間半。

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写真1枚目 霧氷がきれい。今日は4月です。 2枚目 雪胴跡 3枚目今日のターゲット大白山の雄姿

パラダイス先はまずきついくだりが待っている。比較的がけの近くも歩かなければならないので踏み抜きに注意しながら進む。途中大きなセッピに割れ目がついていたので、おそらくもう少しで落ちるのだろう。くわばらくわばら。なるべく林の中をとおりたいのだが、階段歩行なので、林の中は歩けない。がけの近くを進む。途中下を見ると甲子峠の道はまだまだ真っ白。
無事に下りきると、再度登り。このあたりまでくると、大白森の三角の山肌がよく見えるようになるけど、まだ遠いなぁ。
休憩中、会津方面が少しはれてきた。景色がよくなるかな?と期待しているとあっという間に青空が広がる。この先に期待して進もう!!
雪が柔らかかくなってくる。らっせるを交代しながら進む。ゆるいのぼりをこえ、大白森のふもとへ。
最後ののぼりがまたきつかった。雪はぐさぐさ、なだれが怖いので木のあるところを登らなきゃならないし、斜度がきついのでまっすぐに進めない。ラッセルを交代しようとするのだけれど、藤井さんはやすぎー。おいつけませーーん。
最後の急登を登り切ると、ほぼ平らな山頂をさらに進み。ピークハント。本当はその先まで進めるのだが、ほとんど高さもいっしょなので、とりあえずここを頂上として引き返すことにする。頂上の景色はすばらしく、何枚も記念写真をとった。寒くはないが風はあるので少し降りて昼食にすることにした。
昨日昇る予定だった甲子旭は、まだまだ雪が積もっており、あの山ラッセルで進むのかと思うとぞっとする。

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写真1 せっぴの横を通る、怖! 2枚目 大白手前 3枚目 最後の登り、もうすぐ頂上 4枚目頂上にて記念撮影 5枚目小さいながらえびの尻尾。しつこいですが4月です。

12:15 さて下り。シールをはがして滑り出すが、雪がぐずぐずでうまく滑れない。なだれが怖く、なるべく林との境界をすべらなきゃならないのもあって、楽しくなーい。快適なすべりとはいえないが、何とか横滑りとキックターンと斜滑降で降りてきた。菊地さん、スキーが雪に刺さって転倒、足がねじれていたが大事には至らず。良かったけど、それを見て、さらにみんなは慎重になってしまった。
近くに住んでる人は望遠鏡で大白森を望遠鏡で見れば苦労の後のシュプールが見えると思います。

急斜面を降りたところで豪華な昼食を取る。風もなくて快適な時間。
ちょっと時間がかかりすぎたか?2時?に出発。
私の体の調子が悪く、少しペースダウンしてもらう。ごめんなさい。暗くならなううちに着けるかな?

シールはつけないで、山を巻いて進む。30分ほどでパラダイスへの登り口に到着。ここでシールをつけて、さっきはセッピがあって、怖かった道を登り始める。先ほどは急なくだりで階段歩行でないと降りられず(邪魔のない)せっぴ近くを歩かなければならなかったが、今度はのぼりなので、邪魔があってもまっすぐ進める。林の中をぐんぐん進みくだりよりもはやい時間でパラダイスに到着。
パラダイスにて給水休憩の後出発。釜房頂上へ。シールをはがし、やっと快適なすべりの世界に!というわけにも行かず、やはり雪がぐずぐずなので、林の中をゆっくり進む。
ボーゲンで滑りたくても雪が重いので、今までで散々苦労した足は力が入らず、ひざはがくがくしてしまう。もうすぐ終わりというところでこれはこたえた。
16:00 道路に出た後は、木がない分少しは楽に、けど、足はがくがく。朝の雪だったら快適だったのに。。。
やっとスキー場のゲレンデに到着。けど、なんか違う。音楽は鳴っているが誰もいない。最終日なので、あまり整備はしていないようだが、それでもゲレンデはゲレンデ、先程までとは格段の滑りやすさ。広いファミリーコース入っても誰もいない。寂しいゲレンデを6人で滑り降りて、今年のスキー場のおおとりを飾ってゴール。やっぱり今日は早く終わっていたみたいでリフトは止まり、音楽だけが鳴っていた。
到着は4時半、休憩を入れて8時間の長い山スキーとなりました。もう少し寒くてすべりやすければ、楽なのだけど。。。

OOSHIRO9.JPG - 80,696BYTES OOSHIRO10.JPG - 72,584BYTES
写真1枚目 下り始め。さて帰ろう 2枚目道路にて、雪がやわらかくてもぐる。


感想。今年最後の山スキーだったが、とにかく、疲れた。(去年のつぼ足よりも時間もかかった)
冬山で雪を歩くときは、疲労度も時間も雪質にかなり左右される。悪雪、急斜面のスキーになれなければ。。