那須 沼原-三斗小屋宿-三斗小屋温泉-沼原一回り

2008.11.8
先週に引き続き那須沼原へ、
この一週間でずいぶん寒くなった。普通の格好で山に入れるのもあと1-2週間か?
前日まで行くかどうか迷っていたので出発が少し遅れ、沼原駐車場に8時に到着。先週はキャンプの人もいたし結構にぎわっていた駐車場だが、今週は私のほかには一台車がいるだけだった。今日は風も強そうだし(すでにもう強い)あまり登山客はいないだろう。人気の無いルートなので、誰にも会わないかもしれない。
着替えて出発。先週は長袖Tシャツ一枚だったのに、今週は、長T、半T、長袖、カッパと4枚重ね着。着替えている間も寒くて何回か車に入って暖をとった。
先週登った日の出平方面の山の上は白く変わっていた(雪ではないようだが霜?笹山なので霜でも白く見えるのか?)。先週でよかった。今日の風であの吹きさらしは歩きたくないもの。

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一枚目 行程 2枚目出発前に山を仰ぐ。山頂が白い

寒いので準備運動もろくにせずに出発。(からだがあったまった所ででやりました)今日は三斗小屋宿-三斗小屋を回る予定。風も強いので、山開で風も当たらずちょうどいい感じの予定になった。
先週引き帰した道を降りて沼原到着。誰もいない。
先週見た地図を今日見直してみると、間違えていなかった。先週は何を考えて戻ったのだっけ??

普通は出発して10分もすると暖かくなるのだが、今日はぜんぜん体が温まらない。前進を続けると、だんだん下り坂になってきた。まさか熊はいないと思うが念のためラジオをつける。けど谷間なので電波の入りがあまり良くない、おまけに風の音が強くて、熊も聞き取れないような小さな音しかでなかった残念。遠くに三本槍が見える。頂上は冠雪していた。
基本的に踏み跡はしっかりしているのだが、道以外に落ち葉が積もって道のように見える場所があるのでちょっと迷いながら進むことになる。思ったより下がるので嫌になったところで標識にあった丸木橋を発見。今日は増水も無いので無事にわたる。

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一枚目 丸木橋 2枚目その先のしっかりした橋


橋を渡り、大きな沢沿いを少しすすむと、一度沢に降りて、川原を歩き、また橋を渡る。(今度はしっかりした丸木橋)橋を渡り少し進むと道が無い?あ、横にあった。という感じで道がわかりにくい。(リボンをつけてほしいなと思う)。
橋を渡ってしばらく登山道を進むと、車道に出る。(深山ダムから上がってくる車道)三斗小屋宿まではもう少し。舗装はしてあるがFFでは登れるかどうかぎりぎりの急斜面の車道を歩く。お墓の横を通り程なく広場に出て、ここが三斗小屋宿跡。昔の賑わいを想像しながら(お墓があるんだから昔は人がずいぶん住んでいたであろう)進む。車道の終わりに何台か車が駐車してあった、おそらく三斗小屋温泉にとまりに来た人だろう。
那珂川水源の橋を渡って、再び登山道に。”この先熊注意”の看板があり、ちょっと嫌な感じ。三斗小屋温泉方面に向かう途中、今日初の登山者とあった。温泉泊まりで帰るところらしい。この道はきつい登りということは無いのだが、長い。谷の中なので景色も無く、季節的に花も無いので、面白くないのぼりが続く。
三斗小屋温泉はまだかな?あの山のふもとだっけ、などと考えていると湯煙が見えた。やっとついた。温泉の手前に大峠分岐があるが、大峠方面は次回に取って置くこととして温泉へ。宿の玄関が暗いのでもう冬支度でしまっているみたい?いや、さっき降りてきた人もいるしどうなってるんだ??(あとで考えると、ここは電気が無いので暗いのは当たり前でした)
ここの温泉は日帰り入浴は出来ないので、そのままスルー、先行していた6-7人の団体と軽く話してその先へ。
ここから先は何度も通ったことのある道。時間が早いので、峠の茶屋-牛ヶ首まわりで帰ろうかと思いそのまま分岐を直進。
延命水で水を補給。延命水のコップをつないだ紐は凍り付いていた。その後、すぐに2組の団体とぶつかり気になっていたことを聞いた。”風はどうですか?”、もうむちゃくちゃ強いらしい、自分より軽そうな人が到着しているから行って行けないことはないんだろうが、寒そうだし、ここで無駄に意地を張っても仕方ないので素直に引き返す。何しろ今日は単独なので危険は避けたい。先ほどの峠の茶屋-三斗小屋温泉-姥が平分岐を姥が平方面へ。そういえばここは姥が平ら方面から歩いたことはあるけど逆に進むのは初めて。同じ道でも向きが変わると雰囲気も違う。
無事に姥が平-沼原分岐に到着。沼原方面に進む。秋のシーズンでもこの道は人が少ないが、今日も誰とも会わなかった。
巻き道の割には思ったより上り下りが激しい。はじめは樹間だったが、徐々に笹原になり、遠くにゴールの沼原が見えた。日の出平分岐直前の100mくらいのロープ場はちょっと大変だったが、無事分岐に到着。そこからは少し遠回りをすることにして沼原方面にむかう。ゆったりした下り道を進む。湿原の木道を一周。湿原の川は(レイクのCMみたいに)落ち葉がいっぱい流れていた。チェックしなくちゃ。レ。あと10年もすればこれも湿原の栄養となるはず。そして、駐車場ゴール。トータル6時間の散歩であった。
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写真 三斗小屋宿 那珂川源流の碑 コップの凍った延命水 日の出平分岐を望んで凄い下り

何しろ山間ばっかりで景色が悪く、ラジオが入らず。かといって紅葉もほとんど終わっていて、季節柄花も無く、くたびれただけで終わってしまった1日であった。今日は風が強かったが、その割りに寒かったり怖い思いをほとんどしないで済んだのが良かったかな。。延命水で峠の茶屋から降りてきた人はかなりきつそうだったです

 

斉藤