那須 沼原-日出平-南月山 一回り

2008.11.2

せっかくの3連休、何もしないのももったいないということで、那須に行くことにした。
実は、午後2時からトレッキング教室の集まりがあるのでそれまでに帰るつもり。出かけぎわ、財布が見つからなくて30分ロス。沼原駐車場に着いたのは7時過ぎになってしまった。霜が降りて白くなっていた、途中の道路の温度計は1℃だった。
駐車場から山を確認すると、すでに紅葉は終了。ダケカンバの白い樹肌と笹の緑が綺麗に見えていた。
家で、今日の経路は一度沼原に降りることを確認していたので、確認もせずに一度沼原に降りる。約300m。その先、登山者向けの注意書き( 峠は川が増水すると渡れません云々)と地図があったので確認すると、どうも道が間違えているようで先に進んでも三斗小屋方面に行ってしまうようだ。
しようがないのでUターン。駐車場まで戻って再出発。あーあ、時間がないのに30分もロスしてしまった。
8時に再スタート。歩きながら手持ちの地図を確認すると、さっき戻った沼原からも上がれるようだ。もっと早く地図の間違いに気づいていれば30分を無駄にしないですんだのに。
地図では今進んでいる登山道に白笹からの道が合流するらしいのだが、どうもそのような気配が見れないうちに先ほどの沼原からの合流点に到着。地図はどうなってるんだ??
スタートから約30分。日の出平分岐に到着。笹が覆い茂っていてちょっと行きたくない雰囲気。霜で足が濡れるのも嫌だけど、ここまで来たらと前へ進む。足跡は全然なく、(霜柱が全く倒れていない)自分が今日一番のようだ。しばらくさみしい谷間を進むが、15分ほどで左側の尾根上に出る。視界が開け朝日がまぶしい。展望がよくなり、後ろに沼原のダム池が見える。周りは笹とダケカンバの樹木だけ、緑と白のコントラストがきれい。誰もいないし天気はいいし、自然と足も速くなる。

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尾根に登って30分ほど小さな池を見つける。薄氷が張っていた。もちろん魚はいなかった。いてもボウフラかカエルくらいだろう。木がずいぶん低くなり風も直接当たるようになり、寒い。(まあ氷が解けないんだから)。その先笹原の回り込みの場所を超えると一気に目の前が開け正面に大きく茶臼岳が見えた。その先日の出平まではほぼフラットなので、楽ちん。まあ距離はあるのだが。途中、今日初めての登山者とあった。どこに行くんだ?頑張れよ!と話して別れる。このあたり石楠花とつつじ?(すみません咲いてないとわかりません、つぼみがたくさんついてました)。が多く花の季節に来てみたい。
近くに見えた茶臼も道のりは遠く、やっと日の出平に到着。あれ?誰もいない?紅葉の季節は終わっているので人も少なくなっているのか?この時点で10時ちょうど。
南月山方面をみると、何人か登山者の姿が見える。この先笹原で風が強く寒いので、服を着て出発。
南月山方面はこれまた比較的フラットな笹薮と、がればになるので寒いのさえ気にしなければ楽に距離が稼げる。あっという間に到着。ほとんど走るようだった。左には先ほど通った山が見える。あれだけフラットならば、花の季節に今度は逆側から足を伸ばしたいものだ。
南月山頂上で休憩。大部分の人はこれから峰の茶屋方面に降りるようで沼原方面の人はいるかどうかわからなかった。また寂しい行程になりそうだ。ゆっくり休憩しようと思うのだが、一人だとすることも無いので早々と白笹方面に出発。
このあと、白笹方面からの4−5グループにあった。ちょっとうれしい。話をすると、沼原ー白笹-日の出平-沼原のコースの(自分のコースと逆)人が多いようである。
南月山から白笹山まではしばらくゆるいくだりが続く。最後のパーティと話した後、白笹に向けて最後の登り(15分くらい)。行程途中、黒尾谷の道が見えた。次はあの登山道にチャレンジしなくては。
白笹山頂到着。しかしがっかり、何でガッカリかというとぜひ行ってみてください。きっとがっかりします。
この先は風が直接当たらないので、服を一枚脱いで出発。山頂を超えるとすぐに急な下りが始まる。地図上でも、駐車場から見た感じでも急な斜面なのだが、まあそのとおりの急斜面。しかし、道はかなり回り込んでいるので(実際、沼原に降りるはずがかなり遠くまで回りこむので心配で何度も地図を確かめる)道としての斜度は山を見た印象よりはゆるく感じる。けど、何箇所かは手を使わないと降りられないような場所もあった。普段は持たないのだが、今日は杖を持ってきて正解だった。
どうせ登るなら、白笹の昇りよりも、日の出平のほうが斜度、道の良さ、景色などお勧め。
もうゴールが近い。このままついたんじゃもうおしまい?ということになるので、昼食。今日初めて座って休んだ。ゆっくりしようと思うのだが、誰も来ないし、話すこともないので早々に出発。これだから一人で来ると。。。。。

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進むにつれ、池が近くなるので、ゴール間近なのがわかる。朝、わからなかった白笹方面分岐は一体どこに出るのか楽しみにしながら降りる。途中、まだ紅葉の残っている道(車が通れそう)を超えるといきなり駐車場だった。やっぱり地図が微妙に違っていた。

到着はちょうど12時。結局全行程4時間(初めの沼原Uターンは除く)の大急ぎの山行であった。
一人で行くとどうしても大急ぎの歩きになってしまう。今回のコースの登りはそれほど急登でもなく、景色も大きく変わっていくのでたのしい道のりであった。後でもう一回行こう。