甲子坊主沼新築避難小屋

11月13日、今日は最高の快晴で、これはと思い早速早起きして甲子に向かった。トンネル入り口の駐車場には、まだ車は一台も駐車していない。朝日が射し込む中で身支度する。車の通行量も少ない。
登山開始は6時40分、冷え込んでいて寒い、手袋をして登山道へと進む。白水沢覗きまでは僅か10分で着いてしまう。猿ヶ鼻までは50分、甲子山頂まで1時間40分で到着する。ここで素晴らしい光景に出会う。会津地方が雲海に沈んでいた。甲子旭岳も朝日を浴びて神々しく輝いていた。カメラに早速ゲットする。ここまで雪は無かった。

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白く変わった甲子旭

次に目指すは、新築された坊主沼の避難小屋である。水場で飲料水を補給、この水は何時飲んでも美味しい。水量は少なかった。水場の標識は最悪の状態であった。ここに水場が有る事が、まったく判らない。気温は一向に上がらず、それもそうだ標高が上がっているのだから。手がシバレル程に冷たい。
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一枚目 凍った坊主沼 2枚目 新築の避難小屋

坊主沼は凍っていた。雪も所々に有る。この景色もまた素晴らしかった。古い避難小屋は跡形も無く消えていて、黒土が盛り上がって整地されていた。避難小屋まではトータル3時間少しで到着する。小屋は完全に出来上がっていて中に入れる。まだ完成検査は受けていないので、利用者は床や壁、外壁等に傷を付けない様にとの注意書きがしてあった。小屋の中には、ビニールの袋に包まれた、寝袋6ヶ、毛布、布団が置いてあった。このまま小屋の備品として置いていって戴ければ最高の贈り物と思った。置いていってくれる事を望みます。
小屋の中は広い。30人は泊まれるだろう。トイレは無い。これは問題だが、これだけの小屋を作ってくれた県に感謝する。小屋の中も寒かった、窓から射し込む日差しに暖を取って食事とした。
避難小屋には、36分間お世話になり下山とした。帰りも天気は最高の状態で保ってくれて、遠く白く峰峰が連なった飯豊連邦が見えていた。
往復丁度6時間の行程で、12時40分に駐車場に戻った。帰りに「はなのや」寄って忘年会の仮予約をして来た。今年も「はなのや」で実施する方向で進めたい