白馬岳山行報告

2008年7月25日

3連休を利用し、北陸道から入るとアルプスの中でも一番近いという事で白馬岳に挑戦する事にした。3日前までの長期予報では天気が良くなかったが2日前になり予報が一転し、晴れに変わった事も後押しをし、今回の山行を決定した。

日程: 2008年7月18日(金)〜21日(月) 4日間  (初日は夕方出発)

山域/山名:白馬岳
参加者:菊地正良、菊地美智子 (2名)

コースタイム:

7/18 自宅 18:15 → 磐梯河東IC 19:30 →糸魚川IC 23:00→ 猿倉駐車場0:10

7/19 猿倉駐車場 5:50 → 猿倉荘 5:55-6:05 → 白馬尻荘 7:00-7:10 → 大雪渓歩き 7:25-9:05 → 清水 10:00-10:10 → 白馬尻頂上宿舎 11:45 → テント設営 11:45-12:45 → 白馬山荘 13:00 → 白馬岳頂上 13:20-13:40 →白馬山荘 14:10-15:10 → テント場 15:30

7/20 白馬尻頂上宿舎 6:10-7:10 → 杓子岳 8:30-8:35 → 鑓ケ岳 9:55-10:00 → 鑓温泉分岐 10:20 → 休憩 10:40-11:00 → 大出原 11:10 → 白馬鑓温泉 12:45 

7/21 白馬鑓温泉 5:45 → 池塘 7:45 → 林道 9:10 → 猿倉荘 9:20 → 倉下の湯 10:00-11:00 → 道の駅(昼食) 11:30-12:15 → 糸魚川IC → 自宅 17:00

 

活動内容:
18日、仕事終了後、夕方6時15分に自宅を出発。大信を抜け、磐梯河東で磐越道に乗り、北陸道を通り、糸魚川インターを23:00に降りる。途中コンビニで、朝と昼の食事を調達。猿倉駐車場に0時過ぎに到着。車の後ろのスペースにテントを張り、ビール1本を飲んで即、就寝。

19日朝、5時起床。天気は上々で山並も綺麗に見える。朝食を取り、
5時50分駐車場を出発。猿倉荘でトイレを済ませ、
6時5分出発。すでに、凄い人である。白馬尻荘に約1時間で到着。大雪渓と山並の素晴しいコントラストに期待も高まる。登山道脇にキヌガサ草の群れがあり写真に納める。大雪渓手前で軽アイゼンを取り付け出発。すでに、蟻の大群の様に1列になって進んでいる。これが、良く写真で見る光景だなと思いながら、足を進める。涼しくて結構歩き易い。登山道脇には落石したと思われる大小の石があちらこちらにある。素晴しい景色を写真に納めたいが落石にあったら大変と思い、あまり休憩は取らずに進む。大雪渓も後半に入った頃、左側(杓子岳方面)の斜面から、コロコロという音がひっきりなしに鳴り、落石の怖さを更に増幅させる。何事もなく、2時間弱で雪渓終了。少し登った所でやっと休憩を取る。下を見ると、更に凄い人が1列になって登ってくる。少し歩き始めると、ウルップ草などが咲いていて、目を楽しませてくれる。途中の水場で冷たく美味しい水を頂く。
11時45分、白馬尻頂上宿舎へ到着。すぐ脇がキャンプ場となっている。もう、すでにテントの数もいっぱいである。テント設営し頂上に向けて
12時45分に出発。登山道脇にはチングルマ、イチゲ、ツメクサ、シナノキンバイ、ヨツバシオガマ、オダマキなどなどさすが白馬岳は花の山というだけあって凄いなと思いながら足を進める。白馬山荘を通過し、頂上に向かう。
13時20分頂上へ到着。ガスも少し湧いてきたが、かかっては消え、またかかっては消えする中、眺望を十分楽しんだ。回り道を下山したら、コマクサにも出会え感動する。白馬山荘で生ビールを飲む事が今回の楽しみの1つだったので、そこで、おでんも注文し、満喫する。(天気に恵まれた事と、白馬岳に来れた事を噛み締めながらの一杯はたまらない)他にも山の上とは思えない品揃えである。モンベルコーナーまであり、登山用品も数多く揃っている。白馬山荘レストランを十分満喫した後、テント場まで戻り、しばしくつろぐ。夕日を見に、
17時30分、丸山まで登り、頂上に30分程いたが、寒さと雲が多くなってきてしまったので、テントまで戻る。
20時前に就寝。

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20日4時に起床し、朝日を期待したが雲が多く、拝めそうもなかったので諦める。
6時位に雨まで降り出し、昨日の天気は何だったのかなと思える程の急変ぶりであった。
6時にテント撤収をし、宿舎に逃げ込んだ。そこで、コーヒーとケーキのセットを食べ、天気回復を待ったが、止む気配が無いので勇気を振り絞って
7時10分に出発。(天気予報では曇りのち晴れであったが山の上はそうはいかない様である)丸山を越え、杓子岳へ向う。雨は降り続いているが登山道脇のお花は凄い。
8時30分杓子岳到着。写真のみを撮り、すぐに下山。鑓ケ岳へ向う。雨、風とも止む様子はない。
9時55分鑓ケ岳到着。ここでも写真を撮っただけで、休憩出来る状況ではない。20分で温泉分岐になり、下り始めると、風もだいぶ遮られる様になった。朝から休憩していないので、岩陰で休憩。何組かのグループも近辺で休憩を取り始めた。風も弱まり、歩きやすくなった頃、お花畑が現れ、青空も出てきた。いよいよ、今回一番の難所と書いてあった鎖場である。しかし、思っていた程ではなく足場もスムーズに確保出来たのでホットした。まあまあ長い雪渓を通り
12時45分鑓温泉着。テント場10〜15張りと書いてあったが、もうすでにそれくらいの数は張られている。良さそうな所は空いていない。通常なら、一張り用の所であるが、お願いして脇に張らせてもらう。傾斜はきついがしかたない。テント設営の後、足湯、温泉と思う存分楽しんだ。白濁した体に良さそうないい温泉である。(夜中の1時にもお風呂に入り、結局4回もお風呂に入ってしまった)夕方までにテントは45張りくらいになり、無理をして場所選びをした方に比べたら私達の所はまあまあの場所だったと思える程だった。
21日、5時45分出発。ところが、出発し、2、3歩踏み出した所で、『落石』の大きな声が...テント場を通り、私達から、5mくらい前を中くらいと小さな石、1個ずつが転がっていった。結構、このテント場は怖い場所だったなと後から、冷やりとした。雪渓を何度か通り、猿倉に向けて進む。近ずきそうで、なかなか近ずかない道に感じた。
9時10分、林道に飛び出した時にはホットした。
9時20分猿倉登山口着。猿倉荘でのかき氷が最高の御馳走だった。倉下の湯で汗をながし、道の駅でお蕎麦を食べ、来たコースを帰った。17時に自宅へ到着。
今回はアルプスの山の風格とお花、そして温泉を十分に味わう事が出来き、大満足であった。      記:菊地美智子